木本周磨 1st アルバム「手紙を書くよ」
作詞・作曲・編曲・演奏・録音:木本周磨
ミックス・マスタリング:夏秋文尚
ジャケット画:おおきなお
デザイン:加納大輔
https://youtu.be/5gib_r2Yyps
(↑アルバム・トレーラー)
多重録音作業の中の孤高の世界線
パラノイアック・インナートリップ
そこからの手紙 咲きほこる、インナーポップ!
(↓本人コメント)
夢とノスタルジーが楽曲の中に感じられます。
夢は記憶と思い描いているものがごちゃ混ぜになったもの。
ノスタルジーは自分が経験していない時代への憧れと自身の小さい時の感覚が織り込まれているものでしょうか。
多くの音楽制作者と同じようにたくさんの音楽を自分も耳にしてきました。
忘れてしまったものや残っているもの、音楽を通して培ってきたもの。
大それたことは言えませんが先人たちが残してきたものの一部に自分もこのアルバムを制作することでなれた気がします。
多くのものを受け取ったのでまた自分がそれを返す気持ちでこのアルバムを作りました。
なので自分個人に対して作ったことと音楽を好きな自分みたいなひとに向けて作ったアルバムとも言えます。
ありがとう、と、大丈夫!が込められていて、もちろん思い込みと憧れもふんだんに入っています。
2016年の最初から2017年の8月まで引きこもって録音をしました。
PCで音楽を自分で録音することがほぼ初めてだったので手探りで苦労しました。それなのに最初は3か月で制作完了すると思っていました。頭の中で音像や楽曲の形は決定していたからです。
ですが、自分の思い通りに行くはずもありません。
下手くそな楽器にピッチのずれた歌、pcのドラムとずれた演奏それらを聴けるものにするために何度も何度も練習したり録り直しました。率直に技術がなかったというだけなのですが。
自分の限界はわかっていたので出来ることはいかにたくさん声を重ねるか(最高25声)ということでした。
ピッチや声の発話、音の切れ目などをバッチリ合わせるためにこれも何度もテイクを重ねました。気が遠くなる作業でしたが段々良くなっていくので喜びもありました。
ピッチ編集のソフトを使う予算やPCの能力がありませんでした。
恐らく重ねたテイクの尋常のなさが苦労をよく表すことが出来ていると思います。
- 木本周磨
(↓コメント)
一聴して、歌声が弾んでいるのを勝手にうれしいと思った。歌ってそうであっていいはずなのに、そのような事をすぐ忘れてしまう。考えすぎると遠ざかるので、楽しみながら、忘れたらまた、思い出す。
- 佐藤 玲(シンガーソングライター)
曲も歌詞もアレンジも歌もすごく良いです。木本さんの笑顔が見えるようなアルバムで木本ワールドがとにかくすごかった。音楽が友のように語りかけてくるあるばむ。一家に1枚、必聴!
- じょばんに(シンガーソングライター)
ミックスを開始する時、コーラストラックの余りの多さに少々うんざりしたのだが、一つ一つそのトラックを上げて行くと、曲がキラッキラに輝きだし、全てが必要だと納得した。つい聴き入ってしまい、なかなか作業が進まない時がある。木本君のアルバムは正にそれだった。
奇才・木本君、いろんな人に聴いてもらいたい。
- 夏秋文尚(ミックス・マスタリング担当)
弾き語りをする姿しか知らなかった木本くんに音源を聞かされ、心底おどろきました。ひとりきりで2年近くも部屋にこもり、こんな豊潤な世界を構築したなんて!世に出す義務のようなものを感じました。
- 谷口マルタ正明(Club Lunatica)
(↓トラックリスト)
01.拝啓
02.名残り
03.雨が降りそう
04.ひとつのひかり
05.白夜
06.雲の夢
07.最後の夜
08.かげおくり
09.シルエット
10.追伸
11.手紙を書くよ
(↓アーティストプロフィール)
2009年からギター弾き語りの活動をライブハウスで行い並行して宅録も始める。2016年にひとり多重録音にのめり込む。(ボーカルトラックのみで最高25声の多重録音を駆使した今作「手紙を書くよ」に結実)
現在はギター弾き語りのライブ活動をしつつ相変わらず宅録に励んでいる。