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[CD] 水のはて/ゆめであいましょう

2,000 JPY

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2022/7/23 先行通販開始!(一般発売 8/24) [ご購入特典] 「『水のはて』の行き帰り」 (編集:高橋そ 聞き手:山田光、高橋そ) ※ゆめであいましょうのメンバーへのインタビュー小冊子です。 ※レーベル通販(ここです)でのご購入/ひかりのうま店頭でのご購入/ゆめであいましょう出演のライブ会場でのご購入の方にプレゼント。 ※なくなり次第、特典のプレゼントは終了します。 ---- ゆめであいましょう: 宮嶋隆輔によって2008年より活動開始。2018年から宮嶋・蒲原羽純・山本静雄・伊﨑悠介・伊﨑峻子の5人編成。大久保・ひかりのうまを中心にライブ活動を行う。同名義でポップスの制作も展開し、2020年にコンピレーションCD『タイニー・ポップ -ヒアズ・ザット・タイニー・デイズ』(P-VINE)に参加、「シティ・ポップ・リヴァイヴァルも失われた過去もすべて吹き飛んでしまう」「劇薬のようなDIY歌謡曲」と評される。2022年7月、バンド編成での待望のファーストアルバム『水のはて』(Club Lunatica)リリース。そのメロディ、声、アレンジは謎めいた美しさを発しながら、真にオリジナルな音楽の在りかを示している。 1. 水のはて 2. みささぎ 3. かげふみ 4. 花の季節 5. 見知らぬ街 6. 鏡の舟 7. 鏡 8. オープン・ユア・アイズ 9. ばら ※録音/ミキシング/マスタリング:夏秋文尚(ムーンライダーズ) ----  <コメント> 「水のはて」によせて    とにかく、とても心地よかった。  ゆったりしたテンポ、なつかしくて哀愁あるメロディー、ささ やくような歌、サイケデリックなギター、やさしい音質。すべてが心地よかった。どの曲にもなぜか「春」を感じた。空間がどこ となく霞んでいて、花の開花を予感させたり、冷たくはないが肌寒く、ときおり激しい嵐も起きる。そんなふうな「春」を感じな がら聴いた。まさしく今が春であることも関係しているだろうが、 それだけでもないだろう...  その心地よさの原因を、「日本的」と言ってみる。それはブリティッシュフォークやアメリカンサイケとは、やはり異質だから だ。それは日本的であることをあえて打ち出してそれを武器にす る、というような表層的、戦略的なものではなく、あるいは無意 識的に日本的であるのでもなく、おそらく長い間のリスニングと 試行錯誤を通して彼らが得た日本的、である気がする。彼らはすでにバンドとしては10 年以上活動を続けているし、個々人としてはさらに長い経歴があるだろう。それに加えて宮嶋氏の詩と曲は、日本的なものを大量に含んでいる。それらが私の日本的と感 応して、この心地よさなのだと、言えないだろうか。  文学に幻想文学があるように、音楽にも幻想音楽なるジャンルがあっても良いのかもしれない。幻想文学から受けとる幻想性と近い音楽。幻想文学が記憶や思考や感情の幻想性を誘発するように、そういう特性を持つ幻想音楽があると思う。  もし今後、日本幻想音楽なるジャンルが認められるとしたら、 ゆめであいましょうのこのアルバムは、香り高い幻想性を持つア ルバムとして、必ず名作の地位を得るだろう。  令和4年3月   ─ 頭士奈生樹  すべてのミュージシャン、バンドにとって 1st アルバムとは、それまでの 10 年間の蓄積である。  一番やりたかったこと。一番伝えたかったこと。すべてあらゆ る大きなものが 1st アルバムに結晶する。  ゆめであいましょう「水のはて」もまた例外ではない。  その淡い憂いをおびた音の万華鏡は、彼らが育んだ夢への最初 のいざないであり媚薬のような甘い匂いがする結晶なのだ。  ─ 柴山伸二/渚にて  「水のはて」のえもいわれぬ反響と清らかなアコースティックギ ター、「花の季節」の“女のあわれを引き受けて”という歌いだ しの鮮烈な言葉、「見知らぬ街」のひずんだエレクトリックギ ター、「鏡」のかわいらしい軽快なビート、「ばら」のはかないメ ロディ......。それらすべてがライブで演奏されるゆめであいま しょうの音楽をすこしだけ思い起こさせながらも、それとはまるで異なる響きをまとっている。ここには録音されたものとしての ゆめであいましょうの音楽が確実にあって、レコードに定着され ることで濾過され、ある意味で純化されているからこそ、その澄み切った音は時間性と空間性をすっかりうしなっている。この『水のはて』というアルバムは、1960 年代から届いた残響なのだ ろうか。それとも、1970 年代にだれかが録ったプライベートテー プなのだろうか。あるいは、1990 年代にわずかなひとびとのあ いだで聞かれた、ささやかな DIYレコードなのだろうか。そのうたやギターの音は、うすい層が積み重なった時間のひだとひだの隙間からこぼれでて、あふれでてくる。これらは、いつからここで鳴っているのだろう ? 彼らは、いつからここでこの音楽を 奏でているのだろう ? そんなふうに思ういっぽうで、その音は、 たしかに今、ここにあるものとして鳴っているからこそ、不明瞭で幻想的な謎として、わたしが体験しなかった過去への郷愁、な つかしさをおぼえさせる。図書館の本に書きこまれた落書きのように。静かに水を運ぶ暗渠のように。古書に挟まれた栞やレシー トのように。街角にある、だれも見向きしない史跡の案内板のように。オフィス街の狭間にたたずむ、今にも朽ち果てそうな家屋のように。住宅街で取り壊されずに放置されたままの、木造アパートのように。  ─ 天野龍太郎  歌に誘われるまま光の渦へと飛び込んだ先には、いつか訪れた名前の知らない町があった。そこですれ違う走馬灯は一瞬と永遠に貫かれたきらめきを、それぞれの面影に忍ばせている。そして夢から目覚めた時、この手の中に目には見えない新しい力が握られていることを私は確かめる。  ─ セキモトタカフミ  不思議な歌だ。「光る貝殻 今はもう使えない」っていつ、何に使うつもりだったんだろう。「水のはての ここへきて」って どこなんだろう。また、同時に懐かしくもある。いつかどこかで、 この衒いのない、正直なメロディーを口ずさんでいたような気さえする。ゆめであいましょうを聴いていると、自分も彼らを包んでいる「時のヴェール」の内側に忍び込めたらなと思う。でも今はこの素晴らしいアルバムがある。このアルバムのおかげで、ほ んの少しだけ近づけたような気がする。ほんの少しだけ、中を覗くことができたような。ゆめであいましょうが大好きだ。  ─ んミィ  軽薄な本のタイトルのようではあるけれど、「音楽家は見た目が大切である」と常々思っている。見た目、つまりは佇まいこそが奏でる音楽の在り方を物語っているからだ。「ゆめであいましょう」の姿はその証である。  それと同様に、彼らが The Band や赤い鳥のように理想的な集 合体であることは、重なり合いつつも異なる各々の音楽性や役割 の結晶である楽曲たちによっても示されている。   国や時代を超えて聞かれるべきこのアルバムのジャケットや ブックレットにメンバーの姿はない。その佇まいに思いを馳せるというのもこの作品には相応しいのかもしれない。  ─ shim_izu(harusai Records) --- All songs written by Ryusuke Miyajima 宮嶋隆輔 All Arrangement by yumedeaimasyou ゆめであいましょう French Horn on Track 9 by Zimmer Miharu ジマーみはる Recorded between December 2019 and November 2021 at Subterranean studio Bunker, Tokyo, Studio α VEGA, Tokyo, Tama Riverside studio, Tokyo Engineerd and Mixed by Fumihisa Natsuaki 夏秋文尚 Designed by Daisuke Kano 加納大輔 Inner Images by Shizuo Yamamoto 山本静雄 Organized by Masaaki Maruta Taniguchi 谷口マルタ正明 Special Thanks: Sho Ikeda 池田翔 , Takafumi Sekimoto セキモトタカフミ, shim_izu (haurusai records), Music and Coffee Hikari no Uma 音楽と珈琲 ひかりのうま

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